プレミアリーグで注目の監督たち

シュート

世界最高クラスの資金力を持つイングランド・プレミアリーグには、選手だけではなく監督でもビッグネームが集まってきます。

最も注目を集めているのはマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督でしょう。選手時代はバルセロナの下部組織で育ち、パスサッカー体現する司令塔でしたが、監督になってからも攻撃的戦術への情熱は変わりません。ときにはボール支配率が70パーセントを超えるほどのポゼッション・サッカーで、フィジカル重視だったプレミアリーグに一石を投じました。

一方、グアルディオラと長年のライバル関係にあるのがマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督です。相手の長所を消し、カウンターで効率的に点を取るスタイルのモウリーニョ戦術は、批判を浴びながらも多くのタイトルを所属チームにもたらしてきました。

グアルディオラとモウリーニョの対決は最強の「矛と楯」を決める瞬間として一見の価値があります。

2018年からプレミアリーグに参戦する監督たちからも目が離せません。ナポリで芸術的なパスサッカーを構築したマウリツィオ・サッリはチェルシーを、非常にリアリストな性格で知られるウナイ・エメリはアーセナルを指揮します。いずれもタイトル以外の目標が求められていないビッグクラブであり、名匠たちがどんな魔法を低迷したチームにかけるのか、見届けたいポイントです。そのほか、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督のモチベーターとしての一面も、シーズンの大きな見所になるでしょう。